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第47回日本脳卒中の外科学会学術集会 事務局
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会長挨拶

会長 木内 博之
第47回日本脳卒中の外科学会学術集会
会長 木内 博之
(山梨大学医学部脳神経外科 教授)

 この度、第47回日本脳卒中の外科学会学術集会を、2018年3月15日(木)~18日(日)の4日間にわたり福岡市で開催させていただきます。今回は、Stroke 2018として、第43回日本脳卒中学会学術集会(山口大学脳神経外科 鈴木倫保 教授)と第34回スパズム・シンポジウム(青森県立中央病院 佐々木達也 副院長)との合同で運営いたします。
 本会が、日本脳卒中の外科研究会として1972年、仙台の作並温泉で初めて開催されてから、早、半世紀を迎えようとしております。その間、今日まで諸先輩と会員の皆様のたゆまぬ努力により脳卒中の外科治療は着実な進歩を遂げてまいりました。神経科学に基づく新たな治療戦略の開発、手術用顕微鏡、内視鏡、モニタリングをはじめとする先端的医療機器の導入、それらを駆使する外科医の手術技術の不断の修練と改良により、外科治療の安全性と確実性は飛躍的に向上いたしました。一方で、脳卒中の外科をとりまく環境も様変わりしております。歴史上類をみない人口の高齢化と食生活や生活習慣の欧米化により、発症形式や重症度など脳卒中病態が大きく変化していることに加え、それに対峙する脳卒中診療も変貌を遂げています。年々、進歩する医・薬・工学連携による創薬と医療技術開発は、内科治療の選択肢を広げるのみならず脳血管内治療という新分野を生み出し、今や外科治療の補完代替治療から標準治療へと進化し、治療の低侵襲化と多様化に大きく寄与しております。さらに、今世紀に入り外科治療にも技術革新の波が押し寄せてきております。その一端である多関節ロボットアーム搭載脳血管撮影装置は、外科手術の現状をリアルタイムに可視化することに加えて、血管内治療と外科治療の融合という新治療をも生み出し、これからの基幹戦略として期待されております。
 このような現状に鑑み、また、Stroke 2018の全体テーマである、「識る・診る・救う脳卒中 ~未来地図を作ろう~」に則して、本会のテーマを「変革する時代に求められる脳卒中の外科」としました。脳卒中の外科の将来に視線を向けてみたいと思います。深化を続けてきた我が国の脳卒中の外科治療を検証しつつ、今後の脳卒中の外科のあり方と進むべき方向性について考える機会となるよう希望しております。
 以上を踏まえ、今回、脳卒中学会との合同シンポジウムとして「頚動脈狭窄症」と「頭蓋内動脈狭窄症」を、また「フローダイバーター時代の内頚動脈瘤治療」を特別企画に組ませていただきました。加えて、「クモ膜下出血の治療成績」、「AVM治療戦略」、「部分血栓化脳動脈瘤」、「解離性動脈瘤」、「もやもや病」、「脳幹部病変」、「頭蓋頚椎移行部動静脈瘻」、「無症候性疾患」、「術中トラブルシューティング」、そして「ハイブリッド手術の真価」をシンポジウムとして企画いたしました。脳血管外科の最先端を学んでいただければ幸いです。
 さらに、次世代を担う人材の育成も本会の大きなテーマです。このような観点から手術の基本から応用まで習得できるセッションも充実させたいと考えております。手術アプローチ、脳動脈瘤クリッピング術、AVM塞栓術と摘出術、血腫除去術、血管吻合術や深部バイパス術、さらにCEA/CASなど血行再建術について手術戦略、戦術、実際の手技とコツについて勉強できるように配慮いたします。
 また、今回は、海外からの6名のエキスパートの先生をお迎えいたします。UCSFのMichael T. Lawton先生は高難易度の動脈瘤外科治療について、ムンバイ KEM HospitalのAtul Goel先生は経験豊富なAVM治療について、Beijing Tiantan HospitalのJizong Zhao先生には難治性血管障害に対するHybrid手術の有用性について御講演をいただく予定です。さらに韓国のYonsei大学、Jin-Yang Joo先生には、韓国の現状を踏まえた脳動脈瘤外科治療について、Catholic大学Ujieongbu St. Mary's HospitalのPil-Woo Huh先生には出血発症もやもや病の外科治療を、そしてWonkwang大学のSung Don Kang先生には急性期脳虚血に対する外科治療についてお話しいただくことになっております。脳卒中の外科治療の最先端を学び取っていただきたいと存じます。
 それでは、本会が活発な討論の場となり、会員の皆様にとって実り多きものとなりますよう、教室員一同、一意専心取り組んで参りますので、ご指導、ご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
 3月中旬の福岡で、春の訪れを見つけていただければと存じます。ご参会を心よりお待ちいたしております。

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